マスクに重ねて飛沫防止効果を高める抗ウイルスフィルム「オンｄｅマスク」＝福井県福井市清水杉谷町の日本ダム本社
織ネーム、プリントネーム製造販売の日本ダム（本社福井県福井市清水杉谷町、内山忍社長）は、マスクに重ねて感染防止効果を高める抗ウイルスマスクガード「オンｄｅマスク」を商品化した。遮へい性の高いフィルム製で、混雑する場所や医療、接客の現場での感染対策につなげる。
商品は、ウイルスや細菌の不活性化に効果がある銀イオンを練り込んだポリウレタンのフィルムでできている。両端の穴に既製品のマスクひもを通し、マスクの外側を覆う仕様。裏地の一部に立体的な編み物素材を付けてマスクとの間に隙間をつくり、呼吸しやすくしている。洗濯しても持続する抗ウイルス性能と抗菌消臭作用がある。
同社商品開発部の乾義明課長は「二重マスクのように耳が痛くなる心配もない。食事中などマスク表面を触る機会が多い際にも活用できる」と話す。価格は２千円前後を想定し、ドラッグストアなどで順次販売する予定。
同社はこのほど、同商品約４００枚を県に寄贈。新型コロナウイルスワクチンの集団接種に携わる医療従事者に配布される予定という。
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