新型コロナウイルスの影響で各地の花火大会の中止が相次ぐ中、神戸市の花火専門店では、家庭で楽しむことができる「おもちゃ花火」が人気を集めています。
神戸市中央区にある創業８２年の「福順号」は、毎年６月から９月の４か月間限定の花火専門店です。
店内には、およそ２００種類の「おもちゃ花火」が並べられ、ことしは新型コロナウイルスの影響で各地の花火大会が中止になったことから、家族や友人で楽しもうと、買い物に訪れる人が増えているということです。
この店では、スーパーや量販店での「セット売り」のものに比べ、値段がやや高めであるものの、火薬の量や配合を工夫し色が多く変化し、比較的長い時間、楽しむことができる商品をそろえているということです。
２層の火薬が時間差で燃えるため、火花が追いかけっこをするように見える手持ち花火や、神戸の夜景をイメージした吹き出し花火などに人気があるということです。
また、全国的に多くみられる紙に火薬を包んだ線香花火に加えて、ワラの先端に火薬が塗られ斜め上に向けて遊ぶ、関西を中心におよそ３００年親しまれてきたものも販売されています。
「福順号」の江戸唐音社長は、「色もきれいですし、みんなでわいわい選んで楽しんでいただければ、絆が深まると思います。ことしは自粛の夏なので、暑さだけでなく“もやっ”とした気持ちも吹き飛ばしていただければ」と話していました。
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August 06, 2020 at 11:31AM
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