劇団「てんぷくプロ」が拠点とする名古屋のアトリエの構造を生かして仕掛ける「超立体朗読劇」の第三弾。演出の小熊ヒデジが、国家権力の及ばないアンダーグラウンドな時代に起きるサスペンスドラマをあの手この手で表出した。「おもちゃ箱をひっくり返したような」驚きがいっぱいの劇に仕上がった。(十二日、名古屋市昭和区のアトリエ昭和薬局前)
物語の舞台は昭和初期の東京を彷彿させる「T市」。副業で探偵小説を書いている青年・浅間新十郎は殺人事件に遭遇した夜、T市を裏から牛耳る「深夜の市長」と出会う。協力を得ながら真相に迫る中で、有力市議の謀略が見えてくる。
物語の舞台は昭和初期の東京を彷彿させる「T市」。副業で探偵小説を書いている青年・浅間新十郎は殺人事件に遭遇した夜、T市を裏から牛耳る「深夜の市長」と出会う。協力を得ながら真相に迫る中で、有力市議の謀略が見えてくる。
「超立体朗読劇」の肝は、ステージとなる板間の奥にある昔ながらの格子窓。窓の向こうに二部屋分の奥行きがある。その“隠し部屋”が窓の開閉一つで、大掛かりな美術を見せる表舞台にも、次の仕掛けを準備する舞台袖にも様変わりする。
隠し部屋の舞台美術で表現されたのは、庭園、目黒駅、新聞売りの屋台、深夜の市長の隠れ家、ホテルの一室、謎の科学者の住まい…。巨大なジオラマや細々とした小道具があふれ、通常ならば回り舞台などの大掛かりな装置でなければ表現できないものだ。
浅...
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