子どものおもちゃは収納場所を決めても散らかりがち。クリスマスが近いこの時季、「サンタさんからのプレゼントを置けるように」と声を掛けて親子で一緒に片付けてみてはいかが。小さな子どもでも上手に片付けられるポイントをライフオーガナイザーのはやさかひろみさんに聞いた。
Point1 ルールは親子で決める
片付けは子どもが自分で決めるとうまくいく。収納のルールや整理するタイミングは親子で一緒に決めてみて。定期的に片付ける時期を決め、毎年恒例のイベントにするといい。片付けを始める時間も子どもの意思を尊重しよう。親は「クリスマス前だから片付けようね」「おもちゃの量はここに入るだけにしようか」と子どもにこまめに声を掛けながらサポートを。
Point2 「捨てる」より「好き」を選ぶ
片付けの手順は、物を①出す②分ける③しまう―の3ステップ。
分ける時は一つ一つ「とっておくか手放すか」を決めるのではなく、子どもに「大切な物や好きな物はどれ?」と聞いて順位を付ける。順位を付けられない物は興味が薄れているので、保管方法や手放すタイミングなどを親子で一緒に考えよう。
Point3 遊ぶ場所に収納を
物は使う所に置くのが基本。「おもちゃは子ども部屋に置き、リビングはすっきりさせたいと考える親御さんが多いのですが、子どもがリビングで遊びたがるのであればリビングにおもちゃ用のスペースを用意して収納しましょう」と、はやさかさんは話す。おもちゃをよく遊ぶ1軍とあまり遊ばない2軍に分け、2軍を子ども部屋に収納してもいい。
うまくいくコツ
<少しずつ片付ける>
張り切って片付けを始めたものの、30分もしないうちに子どもが遊び出してしまってやる気をなくした…という人は多いのでは。一気に片付けようとしても、子どもは長く集中できない。はやさかさんは「おもちゃの種類や保管場所などを基準に、片付ける範囲を絞るといいですよ」とアドバイスする。
<具体的に伝える>
親はつい「片付けなさい」と言ってしまう上、この一言で「おもちゃはおもちゃ箱に全部入れ、絵本は本棚にまっすぐ入れる」などたくさんのことを伝えたつもりになっている。「片付けなさい」だけでは具体的に何をどうしたらいいか分からないかもしれない。できるだけ具体的に一つずつ丁寧に伝えると子どもは片付けやすくなる。
親ができることは
はやさかさんは子どもにとっての片付けを「自分で選び決めることの練習」とも捉えている。将来必ず向き合うことになる進路の選択時にも役に立つため、「親は子どもが小さな頃から少しずつ一緒に取り組んで」と勧める。
子どもに合ったやり方を探ることも大切だ。大人はおもちゃの種類が交ざっていると片付いていないと感じがちだが、子ども本人が気にしていなければOK。きれいに収納しようと親が望む片付け方になっていないか気を付けよう。自分でできるようになってほしいなら、子どもが使いやすい収納を心掛けて。
ライフオーガナイザー はやさかひろみさん
「ずぼら」でも暮らしと心が楽になる「ずぼラクお片づけ」と称し、企業や学校での講演、個人宅の片付けサポート、写真整理講座などを行っている。オンライン対応も可能。詳細はWEBサイトかSNSで確認を。仙台市在住、高1と小5の男子2人の母。
<ライフオーガナイザーとは>
ライフオーガナイザーは「思考と空間の整理のプロ」として米国で広く浸透している職業「プロフェッショナル・オーガナイザー」の日本版。一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会が日本人向けに体系化し、資格認定制度を設けた。
はやさかさんはライフオーガナイザー2級の認定講座も開いている。ライフオーガナイズの基本的な概念を学び、自分に合った片付け方を見つけてみては。
(河北ウイークリーせんだい 2021年12月2日号掲載)
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