中日は5日、バンテリンドームナゴヤで6日に行われる楽天との本拠地オープン戦初戦を前に、同ドームで全体練習。3年目の根尾昂内野手(20)は、登板予定の楽天・涌井と田中将との対戦に心躍らせた。日米通算計321勝の「超豪華リレー」を相手に結果を残し、初の開幕スタメンへの距離をグッと縮める。
根尾は心を整えてから名称変更後、初めて本拠地に足を踏み入れた。「昨日(4日)はゆっくりして、リラックスしました。気分転換になりました」。福岡からの移動日は名古屋に到着するとバットは握らず、熱田神宮へ足を運んだ。心を落ち着かせ、年明けの自主トレからの期間を回顧。最後に楽天戦をイメージした。
注目のグラウンドに立つ。相手の先発は、開幕投手が決まっている通算144勝の涌井が濃厚。2番手はヤンキースから日本球界に復帰した日米通算177勝の田中将がマウンドに上がる見込みだ。計321勝との勝負。通算2安打の20歳はビッグネームとの対戦をどう考えているのか。
「球界を代表する投手です。打ったら評価が上がる。そう思って前向きに打席に立ちたいと思います」
物おじし、心で刺されたらバットは振れない。「同じ野球選手だと思ってプレーしたいです」。涌井は横浜高、田中将は北海道・駒大苫小牧高で、ともに甲子園を沸かせた後にドラ1で入団。しかし、根尾だって大阪桐蔭高で春夏連覇を果たした。期待通りに球界の顔に成長した両スター投手を、4球団競合の末に中日入りした現代のスター候補生が踏み台にする。
パワースポットの熱田神宮を訪れた背景にも意味があった。「昨季までなら練習、練習という過ごし方になっていたと思います」。無我夢中で自身と向き合った過去2年間とは違う。心身共に新鮮な状態に保つ時間を優先。参道の玉砂利を踏み締めて心を清め、木々のざわめきに背筋を伸ばした。
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