登下校する児童を見守るスクールガード(学校安全ボランティア)が活動時に着用するベストをJAセレサ川崎(川崎市宮前区)が川崎市立小学校(全114校)に寄付した。スクールガードは子どもたちを事故や犯罪から守る役割を果たしており、市は20日、セレサ川崎に感謝状を贈呈した。(小田克也)
市教委によると、スクールガードは、PTAや町会、自治会、老人会の人たちらが担っている。横断歩道の近くで子どもたちが渡るときに注意するよう声かけしたり、狭い道では1列で歩くよう促したり。踏切があるなど各校の通学路の状況により、立つ場所の数や範囲は異なるが、大人がいることを周りに示すことで犯罪を防ぐ効果もある。
スクールガードは市内に約2万4千人おり、午前7時半~8時15分の登校時や午後の下校時に通学路に立つ。通勤時間帯と重なるため、担い手は地域の高齢者が多く、暑い日も寒い日も子どもたちの動きを見守る地道な活動だ。活動上の具体的な注意点は警察官OBのスクールガードリーダーから教わっているという。
目につきやすいようスクールガードが着るベストは市教委が各校に配るほか、各校で用意する場合もある。ただ、汗による色落ちなどで劣化してしまうこともあり、足りない状態だ。セレサ川崎は2021年度に150着、22年度に250着、今回、本年度分として250着を寄付し、市教委が各校に2着ずつ配布した。
市役所で小田嶋満教育長から感謝状を手渡されたJAセレサ川崎の梶稔代表理事組合長は「安全のために(寄付を)継続していきたい」と述べ、小田嶋教育長は「大変助かります」と話していた。
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