原材料費の上昇や円安による値上げの波が、様々なものやサービスに及んでいる。食品だけでなく、デジタルカメラや冷蔵庫といった家電から、おもちゃや習い事の分野まで幅広い。10月に入って「値上げの秋」が本格化し、暮らしを直撃している。
市場調査会社GfKジャパンのまとめによると、2022年上半期の家電の価格は、多くの製品で前年同期より上がった。上昇率はデジタルカメラで18%、ヘッドホンで8%、冷蔵庫で5%、エアコンで4%など。冷蔵庫では大容量のものがコロナ禍前の19年よりも7千円、中容量で3千円ほど上昇しているという。
パソコンメーカーで通信販売が中心のエプソンダイレクトは、9月5日の注文分からデスクトップ、ノート、タブレットの各タイプを上げた。一斉の値上げは1994年の発売開始以来、初めて。担当者は「原材料の高騰や物流費の上昇が全製品にかかってきている」と嘆く。LGエレクトロニクス・ジャパンも9月1日から有機ELテレビなど20品目の出荷価格を約3~10%引き上げた。日本で有機ELの販売を始めた2015年以降で初めてだ。
パナソニックも8月以降、順次上げ始めた。10月からは掃除機や食洗機など約120品目と電池の全品目を最大45%ほど上げた。11月以降のさらなる引き上げも発表する方針だ。
ソニー・インタラクティブエ…
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