Pages

Wednesday, March 30, 2022

おもちゃドクター「子どもの笑顔がエンジン」人形や鉄道玩具など患者続々 - 岐阜新聞

narasilama.blogspot.com

おもちゃを“診察”するおもちゃ病院「ばら工房」のメンバー=神戸町八条、町社会福祉協議会

 岐阜県神戸町八条の町社会福祉協議会内に毎月1回開院する「おもちゃ病院『ばら工房』」。70~80代のおもちゃドクター6人が、町民が持ち込む壊れたおもちゃを“治療”する。代表の篠田紀夫さん(81)=同町南方=は「子どもたちの笑顔が私たちのエンジン。直ったおもちゃは、より大切にしてくれるはず」と話す。

 ばら工房は、2009年に発足。子育て支援センター「おひさま」への出前修理も行うほか、小学校でおもちゃ作りを指導したり、町エコプラザで回収し修理したおもちゃを子どもたちに贈ったりしている。

 町内に住むドクターはいずれもボランティア。以前電気関係や機械管理の仕事についていた人が多く、技術を生かしておもちゃを修理する。本年度は、新型コロナウイルスの影響で2回の中止を余儀なくされたものの、2月までに年間で69個を受け付け。うち93%に当たる64個を直した。

 2カ月ぶりとなった今月の開院日には、修理を希望する人や親子が相次いだ。人形や鉄道玩具、光る雑貨など次々と壊れたおもちゃが来院し、メンバーはてきぱきと状態を判断し、修理を開始。当日修理できないものは翌月まで預かり、ドクターが持ち帰って直す。

 ラジコンを修理する男性(76)=同町南方=は、もともと機械の修理工。アマチュア無線にも詳しく「自分の技術を生かして直せるのはうれしい。子どもにはもちろん、その親にも物を大切にする心や、資源の無駄遣いをしない気持ちを持ってもらえたら」と話した。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( おもちゃドクター「子どもの笑顔がエンジン」人形や鉄道玩具など患者続々 - 岐阜新聞 )
https://ift.tt/KD8ON2E

No comments:

Post a Comment