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Saturday, February 12, 2022

子どもと遊び 優しい心育む おもちゃ図書館でボランティア - 中日新聞

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子どもとトランポリンで遊ぶ田中杏璃さん(左)=小松市符津町で

子どもとトランポリンで遊ぶ田中杏璃さん(左)=小松市符津町で

小松・符津小 田中さん、角田さん

 小松市符津町の「小松サン・アビリティーズ」にある、未就学児や障害のある子どもたちの遊び場「小松おもちゃ図書館サン・アビ」で、大人に交ざりボランティア活動をする2人の小学生がいる。同市符津小学校5年の田中杏璃(あんり)さん(11)と角田優乃音(すみだゆのん)さん(11)。2人は子どもたちの遊び相手をする中で、優しい心を育んでいる。 (井上京佳)

 同図書館は未就学児や障害のある子と保護者に開放している施設で、トランポリンや滑り台、ミニカーや積み木など、さまざまな遊び道具を備える。毎週水、土曜の開館日のうち、二人が来館するのは学校がない土曜日。幼い子どもたちの遊び相手になったり、新型コロナウイルス感染対策でおもちゃを一つ一つ消毒したりしている。

子どもに車の名前を教えながらミニカーで遊ぶ角田優乃音さん(左)=小松市符津町で

子どもに車の名前を教えながらミニカーで遊ぶ角田優乃音さん(左)=小松市符津町で

 二人は昨秋から、同図書館を運営するボランティアグループ「つくしんぼ」に加わっている。田中さんが偶然、図書館をのぞいたのがきっかけだった。スタッフから「遊びたかったら今度ボランティアに来て」と声を掛けられ後日、角田さんを伴い参加することにした。にこやかに子どもたちと接する田中さんは「小さい子と遊べて楽しい」と話す。角田さんは先月、弟が生まれたといい、「子どもがかわいい。生まれたばかりの弟が大きくなったときの面倒の見方が学べる」と話す。

 同図書館は障害のある子もない子も、共に遊んで育ち合う場として三十二年前に開設された。利用する子どもたちの保護者らがボランティアを担ってきた。田中さん、角田さんの他に、以前図書館に通い、小学校入学後にスタッフを手伝うようになった児童もいる。同市矢田野小五年の明円幸昌君(11)、三年の凰生君(8つ)兄弟は時折、ボランティアを手伝っているという。

 つくしんぼの深沢栄子代表は「おもちゃ図書館は、子どもと一緒にボランティアや親が育つ場所。自分のできることで参加してもらえたら」と話す。

 図書館の開館時間は水、土曜の午前十時〜十一時四十五分と、午後一時〜二時四十五分。ボランティアを募集している。

 (問)事務局090(9447)0862

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