NPO法人・日本スペースガード協会(東京)は27日、発見した太陽系の小惑星の一つに、岡山県矢掛町の国重要文化財・旧矢掛本陣(矢掛)にちなみ「Yakagehonjin」と名付けたことを、矢掛町を訪問し正式に報告した。同本陣を中心にした町並みを、まちづくりに活用している町は、命名を地域振興につなげていく。
同協会の奥村真一郎理事長が町役場を訪れ、「Yakagehonjin」の発見時の天体写真、発見から命名までの経緯や小惑星の軌道図などを記したアルバムを、山野通彦町長に手渡した。山野町長は「まちづくりに生かしていく」と謝辞を述べた。
命名は、矢掛を代表するイベント「大名行列」の前実行委員長・佐伯健次郎さん(70)が同協会に相談したことがきっかけ。同協会が国際天文学連合(本部・パリ)に申請し今年7月28日、同連合のホームページで認定が公表された。
「Yakagehonjin」は2000年、同協会が運営する美星スペースガードセンター(井原市美星町)の大型望遠鏡で発見した。明るさは19等で、肉眼や市販の望遠鏡で観察することはできないが、現在は午後8時ごろから南西に低い空の「いて座」方向に現れるという。
命名を受け、町観光交流推進機構(やかげDMO)は、企画するミニツアーに近隣の天文台と連携し観測できるよう検討するほか、矢掛商店街の商店主らの団体は地元での星空観測会を計画している。
からの記事と詳細 ( 小惑星に「矢掛本陣」命名を報告 日本スペースガード協が町訪問:山陽新聞デジタル|さんデジ - 山陽新聞 )
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