
岐阜県内で活動中の「おもちゃ病院 ぎふ」。壊れたおもちゃを直してくれるのですが、直している“医師”は6人のおじいちゃん。直ったおもちゃで“ずっと遊んでほしい”との思いから“治療”はとても丁寧で、“治療費”は無料。おじいちゃんたちの趣味が子どもたちの笑顔を守っています。
岐阜県内の児童館などを中心に活動している「おもちゃ病院 ぎふ」。 20年前から、壊れて動かなくなったおもちゃを治療しています。
なんでも直してくれるお医者さんは、6人のおじいちゃんたち。 実は、工事関係や修理の仕事をしていた人は少ないといいます。
おもちゃ病院の代表・加藤浩美さんも、実は元公務員。 Q.ボランティアではない? 「ちがう、趣味。預かるとおみやげもらった時みたいに早く開けたいもん。どうなってるか」(おもちゃ病院ぎふ 代表 加藤浩美さん) 治療費はなんと無料(部品を購入した場合などは負担)。続ける理由は、ただただ、おもちゃの修理や解体が大好きなだけ。
この日、小さな女の子が持ってきたのは、おもちゃのドライヤー。持ち手を握ると、中の部品がくるくると回るはずなのですが、部品の一部が折れて動かなくなっていました。 修理は、折れた部品を接着剤でくっつけるだけでも直りますが…。 “これからもずっと遊んでほしい”との願いを込め、部品と部品の間に安全ピンを通してしっかりと補強しました。
治療が終わり、直ったおもちゃに、女の子もにっこり!
子どもたちにとって、大切な思い出が詰まったおもちゃ。治療のため、おもちゃ病院には毎年、たくさんの患者が訪れます。 令和元年では、治療依頼の数は約2000件。そのうち、直らなかったのは26個。ほぼ、すべての患者たちは治療ののち、子どもたちの元へ帰っていくというのです。
依頼が多いのは電池で動く電車のおもちゃや、歩くぬいぐるみ。 こちらの患者は、モーターの部分などを中心に治療すること1時間。完治の兆しが見えてきましたが、うまくいかないこともしばしば…。 時間内に治せなかったものはお医者さんの家に入院させ、治療したあと、子どもたちの元へ返すといいます。
「楽しいというか、直すとすっとする。直るとビールもおいしいよ。本当にほっとするもん」(おもちゃ病院ぎふ 加藤さん) これからも、おじいちゃんたちの趣味が、子どもたちの笑顔を守っていきます。
からの記事と詳細 ( 壊れたおもちゃの“医師“は6人のおじいちゃん 治療を続ける理由は「大好きなだけ」 子どもたちへの願いとは 岐阜(中京テレビNEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/2XXY4Q5
No comments:
Post a Comment