大阪ニュース
2020年12月30日
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、東大阪市の紙器メーカー「マツダ紙工業」と近畿大の学生が、段ボールを応用した携帯用飛沫(ひまつ)対策ボード「ファイルDeガード」を共同開発した。卓上のパーティションとして、カフェや図書館など食事や自習中の使用を想定しており、書類をはさむこともできる。20代を含む幅広い世代で感染が広がっていることから、若者のアイデアを随所に取り入れた。
![]() |
持ち運びでき、書類をはさんだり付箋を貼り付けることもできる「ファイルDeガード」=東大阪市の近畿大 |
同社では、食事中に長時間マスクを外すことが、感染拡大のリスクにもなっている点を問題視。「面倒くさいことは受け入れられないのではないか」(松田和人社長)と考え、若者が手軽に利用できる商品開発を模索してきた。
商品を展開した際の高さ42センチは、対面と目線を合わせつつ口元を隠す配慮をしており、175グラムと薄型・軽量で、折り畳んで持ち運べるのが特徴。
8月ごろから経営学部・文能照之教授ゼミの学生3人と共同で試作を重ね、書類をはさむ「ファイル型」の機能を追加したのは学生の発案だ。内面は「集中」を促すベージュとグレーの2色展開で、学習の一助として付箋を貼り付けられる用途も提案している。
3年の高瀬いづみさん(21)は「食事のシーンだけでなく、自習にも使ってほしい。囲っているので、周りの目を気にせずに集中できる」とPRしている。
価格は990円(税込み)。当面は通販サイトなどで取り扱う。
大阪ニュース
からの記事と詳細 ( 段ボールで飛沫ガード 近大と紙器メーカー共同開発 - 大阪日日新聞 - 大阪日日新聞 )
https://ift.tt/34U8LUC
No comments:
Post a Comment